予防歯科

むし歯や歯周病は細菌が原因で起きるものです。
どちらも細菌を増やさないようにすることで進行を管理することができます。 重度になってしまってからでは、治療も機能の回復も困難になってしまいます。
定期的なお口の中の健診、お手入れをすることで一生涯、今の健康を保っていきましょう!

歯周病の原因とは

歯周病は、歯周病菌が炎症を引き起こすといわれています。歯周病菌はプラークという細菌の固まりの中に存在します。口の中で細菌はバイオフィルムという薄い膜を作り歯に張りついています。

位相差顕微鏡を用いてプラークを検査すると歯周病菌の様子を調べることができます。歯周病にかかっている場合、プラークの歯周病菌の数が多く、活動性が高い様子が分かります。

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年を取ったら歯は悪くなって当たり前?

 

また、「年を取ったら歯は悪くなって当たり前だ」と思ってらっしゃる方もたくさん、いらっしゃいます。

悲しいですが、今の日本の現状ではその通りです。現在、80歳の方の平均残存指数はたったの6.8本(厚生省調べ)しかありません。

通常、人間のお口の中には28本の歯がありますから、約4分の1しか残ってないのです。

 

アメリカであれば85歳のときに平均15.8本、スウェーデンであれば75歳で平均19.5本の平均残存歯数となっています(サンスター調べ)。

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なぜ、こんなに大きな差がついてしまったのでしょうか?

 

歯が抜ける原因の約半分が歯周病なのです。

 皆さん、歯周病ってどんな病気だかご存知ですか?

そもそも、歯というのは何によって、支えられているでしょうか?

多くの方は「歯ぐき」と答えます。

しかし、実際には違います。実際には、歯は歯槽骨(しそうこつ)という骨によって支えられているのです。

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この歯槽骨が溶けてしまう病気が歯周病なのです。歯を支えている骨がなくなってしまうと、歯は支えを失って抜けてしまうのです。

この溶けてしまった歯槽骨は元に戻るでしょうか?

これは、元に戻りません(再生療法以外では)!!
歯の表面であれば、悪いところを削ってつめて、かぶせ物をすることで補うことができますが、歯茎の下にある歯槽骨を削って詰めることはできないのです。

ということは、歯周病は進行を食い止めることはできるのですが、治すことはできないのです。しかも!恐ろしいことに歯周病は痛みが無く進行します。

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では、どうしたら歯を残せるのでしょうか?

欧米諸国はどのようにして、歯を残しているのでしょうか?

その答えが1~3ヶ月に1回、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることなのです。

欧米では、治療ではなく、このメンテナンスに力を入れたことによって、国民の平均残存歯数が飛躍的に向上したのです。

では、当院ではどのように皆さまに予防処置をしているか、お伝えしましょう。

①顕微鏡でのお口の中の細菌チェック
位相差顕微鏡上の細菌をモニターに映し出してチェックします。
②定期的な口腔内のチェック
お口の中を診査します。むし歯、歯周病のチェックを行います。1年に1度程度はレントゲン写真を撮って診査します。
③歯石や歯垢を取り除きます
歯石歯垢をとるスケーリングや、PMTCという方法で歯の表面についたバイオフィルムを除去します。
消毒のうがい薬はバイオフィルムには浸透しないので浮遊している菌にしか効果がありません。
自分で行う歯磨きで落ちない歯の汚れを、歯科医院の専用機器を用いてすみずみまできれいにすることです。
毎回の歯磨きで落としたと思っている歯の汚れですが、磨き残してしまった部分や歯ブラシでは磨くことができない歯と歯肉の間の溝の部分には届かず、今も汚れは溜まっています。
そこをキレイに磨き上げるのがPMTCです。
④きれいになった歯面にフッ素を塗布
きれいになった歯の表面にフッ素を塗布し、エナメル質の強化や細菌繁殖の抑制をはかり、虫歯になりにくくします。

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